今まで一度も高級ソープの面接に行ってないと思ったが、一度だけあった。
ちょうど伝説のS先生から講習を受けまくって、自分に自信も付いてきた頃。
伝説のS先生繋がりで、高級店ソープ嬢の知り合いが増え、仲良くなっていった。
そうなると自分も調子づいてしまうもので、格安店でしか働いたことない癖に、自分の力を試してみたくなったのだ。
今、思えば何たる自信過剰で自惚れが過ぎる身の程知らず。しかも年齢は35歳ときたもんだ。
吉原の高級店でも働いてみたかったんだけど、経験者は一度でも高級店で働いたことがないと門前払いの所が多いみたい。
ちょうど求人を探していると、とても興味深い暑苦しいくらいの広告が目についた。
岐阜県・金津園にある高級ソープ、老舗の某グループ。
ものすごく魅かれてしまい、食い入るようにホームページを熟読した。
見事にくぎ付けになり、気づけば面接の予約を入れていた。
面接は都内の喫茶店まで出張してくださり、面接官は優しく丁寧で紳士的なおじさんだった。
もう高級ソープの面接なんて初めてだったから、超ド緊張したよね!!
恐らく最初で最後になるだろうし、ダメ元で記念受験のような気持ちで面接に臨んだ。
お店のサイトを見て、どうしても店で働きたいことを熱く伝えた。
格安店からのステップアップを伝え、高級店で働いたことないことも伝え、もうこれは落ちるだろうなとタカをくくっていた。
ところが、奇跡は起きてしまった!!
何と人生初の高級店ソープに受かってしまったのだ、その場で!!
風俗の面接で合格して嬉し泣きしたのは、それが最初で最後だったと記憶している。
これから詳しい段取りを追って決めましょうって事で、私が後日スケジュールを伝える形となった。
あまりに嬉しくて、まだ付き合っていなかった当時の旦那さんにメールで伝えて、奇しくも会う日が近かった。
すると旦那様、当時は旦那じゃないから、だーちゃんでいいや。だーちゃんは再会したとき、若干不機嫌な顔をしていた。
その店がNS、NN。つまりノースキンで生中出しであることを物凄く危惧していた。
近所の世話になってる病院の医者とはバカ話ができる仲らしく、金津園は性病がヤバイって伝えられたそうだ。
何てタイムリーなんだ、むしろだーちゃんが気になって聞いてみたのか?
そして仕舞いには、事前に書いたと思われる直筆のお叱りの手紙までいただいた。
自分は口出す権利ないかもだけど、生はダメだよ!
お手紙で、だーちゃんが怒ったのは初めてで、すごくビックリした。
これが、ただのお客さんだったら、余計なお世話じゃ!って一蹴できるんだけど、他でもないだーちゃんだったから、心配してもらえて嬉しかった。
もしかしたら、ヤキモチや嫉妬もあったのかも?なーんてね。
結局、お店には適当なことを言って、お断りしたのだけれども。
店の評判が気になって、掲示板やら口コミやら何やらをチェックしてみたのね。
そしたら出るわ出るわ、悪評の数々・・・・・!!
一番ブラックだと思ったのは、性病に感染したまま、休ませずに働かせるってのが、もうね。
ちなみに先ほど検索したら、お店は閉店してました。クレームきたのかな?
他の系列店は営業してるみたいなので、ちゃんと休ませるようになったのかしらと少しだけ心配。
あの時、まだ旦那でも彼氏でもなかったダーちゃんに止められて、本当に良かった。
もし言うことを聞いていなかったら性病のデパートみたいな汚染された体になって、付き合うことも結婚も叶わなかったかもしれない。
高級店で働いてみることに憧れはあったけれど、やはりゴム無しで膣内射精の接客は怖い。
かと言って、衛生器具完全着用の高級ソープで働けるほど自身はハイスペックでもない。
コンドーム、衛生器具って言い方するとカッコイイよね。
その店を蹴って、最後は池袋の格安ソープに出戻りしたけれど。
予想外の大ブレイク!最後にひと花咲かせて辞めることが出来たから、すごくラッキーだった。
まさか自分が連日の様に予約完売、満員御礼の人気嬢になれるなんて夢にも思っていなかった。
高級店では、そうはいかなかったであろう。
運命のイタズラに翻弄されないで本当に良かった。
叱ってくれた旦那ちゃんに感謝ですね!
そして、たまたま岐阜の近くの愛知県に住むことになった今、不思議な因果に気づいてしまった今日この頃なのでした。
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